建築ニュース2019年7月号③

建築ニュース2019年7月号③

新設5月着工戸数 全体では2カ月連続の減少 持家は8カ月連続増加
国土交通省が6月28日に公表した5月の新設住宅着工戸数は7万2581戸(前年同月比8.7%減)で2カ月連続の減少となった。持家は増加が続いているものの分譲住宅も2カ月連続の減少となった。貸家は9カ月連続の減少。季節調整済年率換算値は90万156戸で前月比2カ月連続の減少(3.3%減)となった。


東京合板卸売 実勢価格6月26日調査 値上げ前でも駆込みなし
国産針葉樹構造用合板は比較的引き合いも増え、荷動きは悪くないように感じられる。しかし問屋ルートではメーカーが告知した値上げを前にしても駆け込み需要は見られず、静かな展開となっている。品目では厚物合板、特に実付の納期が付きにくいとのことで、メーカーにはある程度バランスを見ながら生産をしてほしいという声がよせられている。


建設労働需給調査 過不足率は1.4%不足
国土交通省が6月25日に公表した建設労働需給調査結果(令和元年5月調査)によると、全国の過不足率の状況は型わく工(土木・建築)、左官、とび工、鉄筋工(土木・建築)、電工、配管工の8職種全体で先月同様1.4%の不足率となった。とび工、鉄筋工(土木)、電工は不足、型わく工(建築)、鉄筋工(建築)、配管工は均衡、左官は過剰となった。


インテリア畳で新たなニーズ創出 ホテルや施設等の畳需要拡大に対応
和室の減少やフローリングの一般化に伴って需要が減少している「畳」。だが一方で、住まい方の多様化とともに畳の良さを見直す人も徐々に増えている。また、外国人観光客の増加に伴って、旅館・ホテルや商業施設等での畳の導入も拡大しているようだ。こうした状況の変化を踏まえ、大建工業㈱(本社=大阪市北区、億田正則社長)は昨年10月、機械すき和紙製畳おもてを生産するグループ会社、会津大建加工㈱(福島県会津若松市、橘豊社長)の建屋と第1工場を新設した。今年4月には設備増強を実施。これまで年間160万畳(岡山工場120万畳、会津工場40万畳)だった生産能力は会津工場が54万畳/年に拡大し、全体で174万畳/年になる計画だ。


今こそ、地場工務店も地域づくりに関心を
地場工務店は、地域の住まいづくりの中心に居るべき存在だ。とはいえ、すべての工務店が、これからの地域の在り方や地域づくりに関心があるかといえば、そういうわけでもない。だが、超高齢社会に突入し、世帯数・人口が減少局面に入った日本において、全国どこでも地域の在り方は変わらざるを得ない。加えて、近年は大規模な自然災害が頻発しており、住む場所をより安全な場所へと誘導させていくことも喫緊の課題となっている。地場工務店も、将将来の地域の在り方を考え、地域づくりに積極的に関わる姿勢が必要な時代だ。

(出典:NJS日本住宅新聞

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