建築ニュース2020年3月号 ➁

建築ニュース2020年3月号 ➁

木材価格市況 新型肺炎の影響、木材業界にも
~東京木材問屋協同組合・木材価格市況調査委員会2月例会~
東京木材問屋協同組合・木材価格市況調査委員会が2月6日東京・新木場の木材会館で開催された。例会では「中国でLVLや合板の生産が止まっている。また日本のプレカット工場が中国で行っている、CAD入力の作業も遅れているとのことだ」(例会出席者)との報告があり、中国で流行する新型肺炎の影響が木材業界にも及んでいることがわかった。
国産材製品は構造材を中心に供給が順調で、価格は弱含んでいる。平角、ディメンションランバーは荷動きが鈍く、価格は横ばいだ。今月は値上げ品目がなく、輸入合板が値下げ評定とされた。冬場で市場での木材製品の荷動きは一層弱まっており、1月はプレカット工場の受注も減少した。


子育て世代や高齢者世帯など分類化
居住者の視点から見直しを検討

住生活基本計画の見直しについて検討している国土交通省の社会資本整備審議会住宅宅地分科会(分科会長=中井検裕東京工業大学環境・社会理工学院長)は、2月18日の会議で「居住者」に関する議論を行った。
今回、居住者を
①子育て世帯
②高齢者世帯
③住宅確保要配慮者
④地域や多世代と共生した暮らし
⑤新しい住まい方
――という5つに分類。そのうえで、それぞれの現状と論点を示した。


うがい、手洗い・消毒、清掃の徹底を
新型コロナウィルスの影響が、地場工務店の仕事にも出始めている。最も目立つのが設備系の納入の遅延。IHクッキングヒーターやエアコン、食洗機、衛生陶器関連等に影響が出始めている。コロナ対策として、設備の遅延があっても完了検査は受けられる状況だが、引き渡しはお客様に待ってもらう場合も出始めている。また、新築に比べて工期が短いリフォームは着工延期のケースもある。リフォーム工事中心の工務店等は死活問題になりかねない。


住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査
~暖かい家に住む人は外出も増える~
断熱改修を予定している住宅を対象にして、居住者の血圧や身体活動量などを、改修の前と後で調査・比較することで、住宅の温熱環境と健康の関係を検証している日本サステナブル建築協会の「スマートウェルネス住宅等推進調査委員会」(村上周三委員長)は2月18日、全国調査第4回報告会を東京都内で開催した。これまでの調査研究では、「室温が安定すると血圧の季節差も縮小する」、「断熱改修で夜間頻尿回数が有意に減少する」、「断熱改修に伴う室温上昇によって、住宅内の身体活動量が有意に増加」といった新たに得られた知見を公表してきた。今回は、例えば、「断熱改修により住宅内の活動量が増加する」ことの延長として、〝暖かい住宅に住む人は、外出頻度が多い〟といった分析なども報告した。


リ推協 2019年度住宅リフォーム事業者実態調査
~リフォームも人材不足が課題として浮き彫り~
(一社)住宅リフォーム推進協議会(リ推協、國井総一郎会長)は2月26日、2019年度の住宅リフォーム事業者実態調査をまとめた。回答事業者(2770社)の業種(複数回答)はこれまでの調査と同様、「工務店」の割合が最も高く、60.77%を占めた。建築事業開始時期(事業年数)は、30 年以上が52.3%。一方、リフォーム事業の開始時期(事業年数)は10―20年未満が27.0%となっており、比較的近年になってリフォーム事業に参入した事業者が少なくないと見られる。

(出典:NJS日本住宅新聞

建築ニュースカテゴリの最新記事