建築ニュース2020年3月号 ➃

建築ニュース2020年3月号 ➃

建築物リフォーム・リニューアル調査
令和元年度第3四半期の受注高約3.03兆円

国土交通省は3月10日、建築物リフォーム・リニューアル調査の令和元年度第3四半期受注分を公表した。建築物リフォーム・リニューアル工事の受注高は3兆341億円(前年同期比0.5%増)。住宅は8511億円(同20.6%減)で、非住宅建築物に係る工事は2兆1830億円(同12.2%増)だった。


工務店の事業承継「自分の子ども」が28.9%
後継者の不足や育成など、事業承継の課題が指摘される建設業界。例えば帝国データバンクの調査では、建設業の後継者不在率は実に71.2%に上るという。エニワン㈱はこのほど、工務店経営者を対象に事業承継に関する調査を実施した。事業承継に際し、誰に会社を引き継がせるかという質問では「自分の子ども」という答えが28.9%で一番多く、次いで血縁者以外の「在職中の事業責任者」が23.8%、「外部からの人材」が15.0%という順だった。また、事業を売却するという意見も7.0%あった。


東日本大震災・被災地での高台造成が完了高齢化
過疎化などの課題も浮き彫りに

東日本大震災の発生から9年。住まいを失った被災者の新たな住宅建設を目的に、被災地では宅地造成等が行われてきたが、特に津波被害が大きかった地域では、防災集団移転促進事業を活用した高台への住宅移転が進められてきた。国土交通省はこのほど、この3月末で高台移転での住宅用の宅地造成が全て完了する見込みだと発表した。


2018年度の国内床材市場規模 前年度比1.6%減
㈱矢野経済研究所調査

㈱矢野経済研究所は国内の床材市場を調査し、市場規模、分野別の動向、参入企業動向、将来展望を3月11日に発表した。調査では2018年度の国内床材(複合フローリング、カーペット、建材畳、塩ビ系床材、フリーアクセスフロア、乾式遮音二重床、床タイル、塗り床材、住宅用床暖房システムの9分野合計)市場規模を前年度比1.4%減の4064億8000万円と推計した。近年、床材市場は4000億円規模のほぼ横ばいで推移している。2017年度は微増したが、2018年度は減少に転じると予測した。


新型コロナ、生産と供給に影響
東京材木商協同組合相場調査委員会

東京材木商協同組合相場調査委員会が3月の木材相場予想を発表した。商況については様々な角度から意見が寄せられた。例を挙げると「店舗は動いている」、「遠方の仕事が多く、燃料費など差し引くともうけが少ない」、「3月は上棟があり、プレカットから建具まで納められそうで期待が持てる」、「動きはあるが細かい仕事が多く、売り上げが上がらない」といったものだった。


良質なストック等支援事業募集開始
国土交通省は3月10日、令和2年度「住宅ストック維持・向上促進事業」の提案の募集を開始した。中古住宅・リフォーム市場の健全な発展に向け、良質な住宅ストックが適正に評価され、消費者の住生活に関するニーズに的確に対応できる環境の整備に取り組む事業者等を支援する。
募集は
①良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業
②消費者の相談体制の整備事業
③リフォームの担い手支援事業
――3事業で行われる。

(出典:NJS日本住宅新聞

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