建築ニュース2020年4月号 ①

建築ニュース2020年4月号 ①

空き家活用し高齢者の居場所づくり
地域コミュニティの形成には、地域住民が気軽に利用することが出来る場所の役割は極めて重要だ。災害後に建設される応急仮設住宅や災害公営住宅(復興住宅)の団地でも、コミュニティスペースは重要視されており、現在では必ず計画に盛り込まれるようになってきている。被災地以外でも、コミュニティスペースの役割は当然大きい。地域によって、公民館や集会所、図書館といった公共空間だけでなく、喫茶店や銭湯といった商業施設など、多様なタイプの“場所”が、地域コミュニケーションの要になっている。
ただ、少子高齢化や人口減少、商店街の衰退など、様々な要因によって、そうした“場所”が失われていく例も少なくない。現状に応じたコミュニティスペースのアップデートも求められる。


新型コロナウィルス/欧州材、木材の輸送に影響
欧州材の供給について懸念が広がっている。欧州材は今年になって市中で在庫の調整が進み、同時に価格も底打ちした。サイズによっては手に入り難い品も出始め、価格ムードは保合から強保合に変化しつつある。このような中で世界のコンテナ輸送の基地である中国で、春節の休みに続いて新型コロナウィルスの感染拡大が起こり、欧州材を含む木材の輸送に影響が出てきた。


住宅ローン、変動金利型が根強く
国土交通省は、「令和元年度民間住宅ローンの実態に関する調査」を行い、このほど結果を取りまとめた。主な調査結果として、個人向け住宅ローンの新規貸出については、使途別割合は、過去4年を通じて既存住宅向けの割合が増加傾向にあること、金利タイプ別割合は、引き続き変動金利型の割合が約6割と最も高いことが分かった。


木材価格市況/中国産のポプラ入荷減、影響は最小限
東京木材問屋協同組合・木材価格市況調査委員会が、3月4日東京・新木場の木材会館で開催された。同日の会合は新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、開催場所を大きな部屋に変更する等細心の注意を払って開催された。
同日は中国からの部品調達が遅れて、住宅機器の納品に支障が出ているとの報告があった。すでに住宅の引渡し等にも影響が出ているとのことだ。中国産のポプラを原料とする合板、LVLは入荷減が確実視されるが、「LVL工場はもう稼動を開始したとのこと。出来上がった製品は間もなく船に積めるそうだ」(例会出席者)、影響は最小限に止まるのではとのニュースも聞かれた。


東京合板卸売実勢価格3月18日調査/国産合板、我慢の展開続く
国産針葉樹合板の荷動きは日を追うごとに悪化している印象だ。先々の見通しが立ち難いため、マーケットではしばらくの間、我慢の展開が続くと予想される。住宅市場は新型コロナウィルスの問題が経済にどの程度の影響を与えるか、現時点で予想がつかないため、製品の荷動きが極めて限定的なものにとどまっている。販売店の購入マインドは低下していて、一部メーカーではすでに減産を発表したところも出ている。


ジャパン建材JK情報センター
令和2年度第4月~6月需要動向予測調査

「主要メーカーの販売、需要を上回る大幅な減少予測」
ジャパン建材のJK情報センターは令和2年度4月~6月の需要動向予測調査結果をまとめた。工務店の景気動向予測は過去2年間の仕事量の見通しをポイントで示したグラフでマイナス18.3ポイント(前回マイナス7.3ポイント)、販売店はマイナス15.4ポイント(前回マイナス6.4ポイント)だった。令和2年1~3月の予測をまとめた前回調査をさらに下回っていることが分かった。

(出典:NJS日本住宅新聞

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