建築ニュース2020年5月号 ②

建築ニュース2020年5月号 ②

木造建築最高レベルの高遮音床システムを共同開発
 東急建設㈱、ナイス㈱、淡路技建㈱の3社は、床衝撃音遮断性能の確保が難しいとされてきた木質系建築に適用できる高遮音二重床システム「(仮称)高遮音床システム」を共同で開発した。
木質系建築における従来の床の遮音対策は、床を重厚化させることや防振装置などを利用する事例があった。しかし、これらの対策は材料費や施工手間の増加によってコストが上昇するのみならず、建物自重の増加によって耐震性に影響を及ぼす可能性もあり、必ずしも有効な対策とは言えなかった。


東京合板卸売実勢価格4月22日調査/国産合板、荷動き日々悪化
 国産針葉樹合板の荷動きは日を追うごとに悪化している。4月16日に発令された緊急事態宣言の対象域が全国に拡大したことにより、住宅業界も全国で行動が制限されることになった。住宅の建築現場は一部で作業が続けられているが、大手ハウスメーカーを中心に仕事をストップする会社が出てきており、今後の状況を予測することは極めて難しくなっている。


イベント中止や住設機器の滞りで、販売低迷/木材価格市況
 東京木材問屋協同組合・木材価格市況調査委員会は、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、4月2日木材会館での会合を取り止め、書面による報告提出という形で開催した。3月の木材商況はオリンピック向けのイベント中止や住設機器の滞りにより、販売が低迷した。輸入材では生産国の工場停止や物流の混乱により入荷遅れが発生、市場への影響が懸念されている。
 一方プレカット工場は遅れていた仕事が順次片付き、納期が通常に戻ってきた。4月に入って非住宅物件の受注が増加傾向にある。


地元工務店等がリノベ体感モデルハウスを運用
 住宅の長寿命化に伴い、リフォームやリノベーションの重要性は年々増すばかり。一方で実際に改修することで暮らしがどのように変化するか、体感できる施設はあまり存在していないのが現状だ。そのような中、地元の工務店等がリノベーションしたモデルハウスを利活用することで、大型リフォームやリノベーションの獲得を目指す取り組みが昨年10月に栃木県で始動した。

(出典:NJS日本住宅新聞

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