建築ニュース2020年6月号 ①

建築ニュース2020年6月号 ①

経営者の住宅景況感、マイナス92ポイント
我が国における新型コロナウィルスの感染拡大は収まりつつある昨今だが、住宅業界では昨年の消費増税による駆け込み反動減などもあり、今後、仮に社会情勢が回復しても先行きは依然として不透明な状況だ。各種メディア等の調査では、夏以降も住宅市場をはじめとする景気の冷え込みが、継続するのではないかと懸念する声が多く紹介されている。
そのような中、(一社)住宅生産団体連合会(住団連)はこのほど、低層住宅に関する「経営者の住宅景況感調査」を発表した。


次世代リフォーム実証事業募集開始
(一社)環境共創イニシアチブ(SII)は、省エネルギー投資促進に向けた支援補助金のうち、「次世代リフォーム実証事業」の公募を6月1日から開始する。同事業は、既存住宅のより一層の省エネルギー化や良好な温熱環境の実現を図るため、短工期で住みながら建物全体の高断熱化が可能な事業を支援するもの。また、その運用実績を蓄積・公開・活用し、改修工法の普及拡大を目指す。


国産材利用が条件のローンを開始
ナイス㈱および同社グループでフラット35の代理店業務等を行うすてきローンセンター㈱は、6月1日に新生銀行グループの㈱アプラスと提携し、国産木材の利活用促進を目的とする「森林再生リフォームローン」の受付を開始する。金融機関と木材流通企業グループが提携した「国産木材の利用」を条件とするリフォームローン商品の提供は、業界初の試み。


既存住宅販売量指数を初公表
国土交通省は4月28日、既存住宅販売量指数を初めて発表した。令和元年の既存住宅販売量指数(全国合計)は、前年比4.0%増の110.0、30 ㎡未満のマンションを除く合計は前年比3.8%増の104.3だった。指数は平成 20 年1月~令和2年1月分における登記データを基に個人が購入した既存住宅の移転登記量を加工・指数化したもので、平成22年の平均を100としている。


昨年の集成材の生産量は192万㎥ 林野庁が木材統計を発表
野庁がこのほど公表した「2019年木材統計」によると、同年の集成材の生産量は192万㎥(前年比0.2%減)だった。うち構造用は183㎥(1.2%減)で、造作用等の構造用以外の生産量は9万㎥(26.8%増)だった。構造用のうち小断面の生産量は99万6000㎥で、前年比4.3%減少した。一般的な木造住宅の構造材としての利用が多い小断面集成材は、住宅着工数の減少に伴う需要の弱さと輸入品との競合に悩まされた。


リフォーム向け床改修工法開発
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構) とナオス・ テック㈱は、施工音低減や廃材抑制などを可能とする、リフォームに適した 「フローリング用床張りシート施工方法」を共同開発した。同工法では施工の基本工程が 「①下地処理、②シート張り、③ 仕上げ」の3ステップで、既存のフローリングを撤去する工程がない。そのため廃材が出ず、工期の短縮、低コストでの施工が可能となる。

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