建築ニュース2020年10月号③

建築ニュース2020年10月号③

東京合板卸売実勢価格9月29日調査
国産引締め方向へ・輸入は港頭在庫減か

 国内針葉樹合板の荷動きは、9月前半に比べ中旬以降は新規オーダーが減少し、荷動きが再び鈍くなった。市場では中間決算を意識した価格も見受けられたが、林野庁が9月25日に発表した統計では8月の針葉樹の在庫量が14.9万㎡に減少、生産量の調整が続いていることが伺えた。


建設業の国内売上高は8年連続増加
前年比7.7%増/建設業活動実態調査

 国交省は「令和元年 建設業活動実態調査の結果」を公表した。これは建設業許可業者の中で、大きな市場シェアを有すると共に多角化・国際化等の面で実績を有する大手建設業者53社(総合建設業33社、設備工事業20社)を対象に、企業活動の実態を調査したものとなっている。調査期間は「令和元年10月1日時点で各社の定める『直近事業年度の1年間』」としている。


人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」
空き家問題等取り組む事業採択

 国交省は「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の一環として誰もが安心して暮らせるための先導的な取組みを支援している。これについて令和2年5月29日~7月27日まで第1回目の公募を募集し、応募のあった9事業の中から、学識経験者からなる評価委員会を踏まえて3事業を選定した。


コロナ禍&猛暑でDIY需要か
ホームセンター売上前年同月比113.6%

 (一社)日本DIY・ホームセンター協会は、2020年8月度のホームセンター売上高月例調査速報を公表した。売上高は全店ベース33社で前年同月比113.6%の2612億2500万円、既存店ベース33社で前年同月比111.9%の2559億7100万円で、新型コロナウィルス感染状況の高止まりや猛暑が影響し、衛生用品、DIY用品、園芸用品、冷房用品などに動きが見られた。来店者数(全店ベース31社)は9327万人で、前年同月の8327万人を10%以上上回った。


大工工事業の課題1位は人材不足の74.6%
 建設産業は他産業と比較して高齢者が多い産業構造となっている。そのため、近い将来、これらの高齢者が大量離職する可能性が指摘されている。今後も建設業が引き続き重要な役割を果たしていくためには、どのような課題を克服する必要があるのだろうか。このような中、国土交通省は5年に1度、建設業構造実態調査を実施している。このほど、結果がまとまったとして公表した。
今回の調査で「大工工事業」に対し、経営上の課題について上位5位まで回答するよう質問したところ、全体で「人材不足」と回答した割合が74.6%で1位、「利益率の低下」が61.2%で2位、「民間需要の減少」が50.3%で3位、「コストダウン要請の高まり」が49.5%で4位、「後継者問題」が42.7%で5位となった。また、資本金が500万円未満の法人に限定すると、「人材不足」が81.5%で1位、「利益率の低下」が63.0%で2位、「民間需要の減少」が55.6%で3位と、概ね多様な結果となった。


全国における建築資材の価格動向は横ばい
コロナによる需要動向変化は確認されず/主要建設資材需給・価格動向調査

 国交省は「主要建設資材需給・価格動向調査(令和2年9月1日~5日現在)の結果」を公表した。
全国における建設資材の価格動向は、全ての資材が「横ばい」。需給動向は全ての資材が「均衡」。在庫状況は全ての資材が「普通」との結果が得られた。また、被災3県(岩手県、宮城県、福島県)における建設資材の価格動向は、全ての資材が「横ばい」。需給動向はアスファルト合材(新材)のみ「やや緩和」、その他の資材は「均衡」。在庫状況は全ての資材が「普通」となっている。同省は「本調査が対象としている主に土木工事で使用が想定される主要建設資材においては、新型コロナウィルスによる影響と見られる需給動向変化は、確認されなかった」と補足している。

(出典:NJS日本住宅新聞

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