建築ニュース2021年5月号③

建築ニュース2021年5月号③

雨漏り診断は発生時の情報が肝要 自社の施工見直すための対処

地場工務店は、お施主様が長い時間を過ごす住生活空間を造り上げるという崇高な使命を帯びている。一方で、その責任は重大なもの。住宅に瑕疵が発覚しその対処に奔走する事態に思い悩んだ工務店もいるのではないか。(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターが発行する「住宅相談統計年報2020」では、受け付けた電話相談の中で相談件数が多かったものは雨漏りの原因として挙げられる外壁などにおける「ひび割れ」が19.5%と最も多く、次いで屋根や外壁における「雨漏り」が16.4%となっている。


国内値上げ姿勢、輸入は前例なき高騰 東京合板卸売実勢価格

国産針葉樹合板は引き合いが増加しており、ストックが減少している。納期については12 mm品を中心に時間を要している状況で、4月早めに注文手配した品でもゴールデンウィーク前の納品が見込めない。なお関東、関西の各合板メーカーは既に受注残を抱えており、西日本の合板メーカーにおける5月分の生産計画は既に埋まっている模様だ。


令和2年度 新設住宅着工戸数80万戸代維持

令和2年度の新設住宅着工戸数が4月28日に発表された。総戸数は81万2164戸で、リーマンショックの影響を受けた平成21年度の77万5277戸以来の低い数値となった。平成30年度から7.3%減少し、90万戸代を割った前年の令和元年度(88万3687戸)の数値からさらに8.1%減少しており、コロナ禍にあえぐ昨今、辛うじて80万戸代にとどまった印象だ。なお、減少は2年度連続だ。
利用関係別戸数をみると、持家、貸家、分譲ともに令和元年度比で減少した。持家は26万3097戸(同7.1%減)で2年度連続の減少だった。貸家は30万3018戸(同9.4%減)で一番減少幅が大きかった。貸家は4年度連続の減少となった。分譲住宅は23万9141戸(同7.9%減)で2年度連続の減少。そのうち、一戸建住宅は12万9351戸(同11.5%減)と大幅に減少したのに対し、マンションは10万8188戸(同3.1%減)と、一戸建てに比べて緩やかな減少をしている。なお、一戸建ては6年度ぶり、マンションは2年度連続で減少した。


「第16回木の建築賞」開催

NPO木の建築フォラムと(公社)日本建築士会連合会は今年度から共同で、「第16回木の建築賞」を開催する。同建築賞は、木に関心のある人たちに応募を呼びかけ、優秀な建築・活動を顕彰することで、木造文化の向上に寄与することを目的としている。共同開催するにあたって、全国を7地区(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄)に分け、今年度は東北地区(青森県、岩手県、宮城県、山形県、秋田県、福島県)を対象に公募する。


凸版印刷の抗ウイルス・抗菌加工建装材/新型コロナ99%以上減少

凸版印刷㈱(東京都文京区)は壁や建具などに使用する「抗ウイルス・抗菌対応オレフィン化粧シート」において、新型コロナウイルスを試験株に用いた時間経過によるウイルス粒子数の変化を確認する試験を(一社)日本繊維製品品質技術センターに委託して行った。その結果、接種直後と比較して24時間後に感染性ウイルス粒子が99%以上減少していることを確認した。

(出典:NJS日本住宅新聞

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