建築ニュース2021年7月号③

建築ニュース2021年7月号③

立地周辺の情報収集で、災害に遭いづらい住まいづくりを

7月1日からの大雨により、河川の氾濫や土石流、がけ崩れなどの自然災害が全国で頻発していることは周知のとおりだ。被害に遭われた方にはこの場を借りてお見舞い申し上げたい。今回の惨状を報道などで目の当たりにして、改めて自然の猛威に驚かれたという読者も多いことだろう。当然ながら住まいとお施主様の命を守る役割を担う工務店は、災害に強く、復旧しやすい住まいづくりを行うことが重要だ。しかし7月3日に静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流のようなケースについては、どれだけ堅牢な建築物を構築しても完全に被害を免れるのは難しい。


「熟練技能者と若手技能者の技能の見える化」 デジタル教材公開

国土交通省は、建設技能者の技能を映像で学べる研修プログラム「建設技能トレーニングプログラム(建トレ)」について、新たにモーションキャプチャー等のICTを活用して熟練技能者と若手技能者の技能の見える化を行う教材を作成した。現在公開している建トレと同様、誰でも無料で利用できるよう、WEBサイトで公開する。


BIM活用の『学びの場』 継続的な実施を期待

国土交通省は、「令和3年度BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業(中小事業者BIM試行型)」において、学識経験者等による評価を踏まえた審査の結果、9件の採択提案を決定し、7月1日に発表した。同事業は、設計・施工等のプロセスを横断したBIMを活用する試行的な建築プロジェクトにおいて、国が当該検証等に要する費用の一部を補助するもの。


今後の労働者確保 全国で「普通」
過不足率は8職種で0.1%過剰 国交省 建設労働需給調査

国交省は令和3年5月調査分の「建設労働需給調査結果」を公表した。建設技能労働者の需給状況などを職種別・地域別に毎月把握する目的で実施している。全国の過不足率の状況(原数値)は型わく工(土木・建築)、左官、とび工、鉄筋工(土木・建築)、電工、配管工の8職種全体で0.1%の過剰となった。特に鉄筋工(土木)の過剰率が0.7%と大きい。型わく工(土木・建築)、左官、とび工、鉄筋工(土木・建築)の6職種全体では均衡となった。


8月 国産合板さらに値上げか?
輸入先 感染拡大で緊張 東京合板卸売実勢価格

国内針葉樹合板はオリンピック前の納品を望む現場も増えており、引き合いが弱まる様子はない。なお関東、関西の合板メーカーは共に深刻な納期遅延に喘いでおり、一部では12mm品の受注を制限する合板メーカーもあると聞こえてくる。このことから一般流通では新規の発注を受け入れる合板メーカーを模索している状況だ。


大手に負けない商品力 「将来的にはベーシックに」
協同建設㈱(福岡県)

MaHAt system(以下、マッハシステム)は現在住宅関連業界において注目されているルームエアコン1台で全館空調を実現できるシステムだ。採用する住宅は高気密高断熱住宅であることが前提とされるが、それぞれの住宅が持つ条件に合せて工務店が設計・施工することで、快適性や省エネ性を最大限に発揮できる仕組みとなっている。今回、マッハシステムの設計・施工を手掛ける福岡県飯塚市の協同建設㈱を訪ねたところ、同社の松岡久祥社長から読者工務店の参考となるお話を伺うことができた。

(出典:NJS日本住宅新聞

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